4月15日

雨、夕方から晴れ間がのぞきだす。

正午、雨が上がり雲間が切れそうになる小康状態。しばらくすると、真白い閃光がたかれて、ほんとうにカメラのフラッシュかと思ってフライデーに載るようなことは何もしていないし、しても載るような人物ではない!間をあかずして、一尺玉を50m先であげたかと思うほどの「ボンッ!」と爆音がして、しばらく雷だと気づかなかった。そして、止んでいた雨は再び降りはじめ、雨脚はいっそう強くなる。

日が傾いて夕方になる頃、柔らかい西日が斜めに影をつくっている。外からは自動車が轍の水溜りをはねる音が響いている。


日曜にやいたイルガチェフを淹れて飲んでみると、意外なほど美味しくやけていた。焙り止めの時間はかなりいいところでとまっていた。とはいえ、ハイローストではなくシティまで深くはしているけれど、2ハゼの始まりですぐおろしている。もう少し早くても、バランスがいいかもしれない。はじめのノーズにあのチョコレートの香りがして、でもどのチョコレートだったか思い出せない…!喉を通ったあと口内に残るブルーベリーのような香りがおいしい。すこし焦げた味が下にピリピリくる。1ハゼ終わりから2ハゼに行くまでの火力が強かったか。

1〜2ハゼの火力の調節に失敗して長引いた焙煎を飲むと、やっぱり気の抜けた味になっていた。奥深い。


いわゆる販路をどう開拓するか、僕自身が自分の珈琲豆をどう見ているのか振り返って探している。どんなところにあると僕自身が嬉しいか、そこに正直にいなければ。移動販売車の設計を少し進める。


追記: 昨日の「正確には朝日は降りてくるのだが)」というのは、正確にいうと、朝日は昇って陽光は降りてくる。ということをある日ぼんやり空を眺めてて発見したときの驚きと興奮たらもう。