2015-01-01から1年間の記事一覧

12月26日、27日

晴れといえば晴れ、が時折ピューピューと雪が風に乗って舞う、北から西似かけての山間部は雪雲に覆われている。日が変わると綺麗な濃い青空に鰯雲が浮かんでいる。昼前から東に強い風が吹く。夕方をすぎて寒さが増してくる。夜、出かけようと車に乗るとバッ…

12月25日

晴れ。 昨夜はバーで寝るのが遅かったので起きると10時を回っていて、昼をまたいで焙煎。日が照っていると室温で焙煎が安定してやりやすい。ここのところ、イメージのなかで常に豆が焦げるギリギリの線を探って、必要最大限の火力(最小ではない)でゆっくりと…

12月22日

晴れ。冬至とは思えない暖かさ。「最近、日が長くなったねぇ」と、いっても冬至にそんな話を交わすおばさん達がいた話をきいたが、わからんでもないと思えるほど春のような陽気。 喫茶日。ガトーショコラは、乳化が完璧ではなかったのか少し舌触りに不満。来…

12月20日

晴れ。 寝ても寝ても眠い。背中が凝り固まっているので、ほぐして寝た。起きて掃除機をかけて、昨日包んだ餃子を焼き、昨日つくったスープを温めてラーメンを茹でて早めのお昼。そのまま二度寝しようと居間に行ったら、庭にいた寛大に見つかって、結局二時間…

12月17日

雨ときどき晴れ、ときおり雪。午前中、風が強い。寒気を運んで来たのだろつ、一気に冷えた。 夜バイトの翌日、昼前に起きて焙煎にいく。そのあと、木沢さん牧内さんとこーひーの仕事の話。僕は特に宣伝はうってないが、人づてに繋げてもらっていて、本当に周…

12月15日

雨のち曇り。少し肌寒いが、晩秋の暖かさのよう。秋と冬のグラデーションがまだ濃いと思うほど。 喫茶日。東京に戻る直前に、高山寺蔵の熊楠書簡を編纂した神田さんが西さんという方と店に寄ってくれた。本当の安心の話や、4000円のホテル朝食での面白い話を…

12月13日

曇り。雨が降り出しそうな曇り空か雨が止んだばかりの曇り空のような天気が一日、続いていた。 日記をつけるとき、どうして天気を書くのか、小学校の時にはなんの疑問もなくお日様マークに色を塗ったりしていたけど、今になってそれがわかってきた気がしてい…

12月12日

曇り、夜になって小雨が降り続いた。昨日と今日と、暖かい日。 午前中、図書館に本を返しに行き、庭に出て残雪『闇夜』をぱらぱら読みながら30分ばかり日向ぼっこが、気持ちいい。あとはずっと練習をしていた。「呼び声」のバイオリンのアレンジが昨日も昨日…

12月11日

雨。午前中は激しく、雷が轟くというくらい鳴って、風も強いその風が北東の南アルプスの上空に(言葉にすると矛盾するこの地理の正確さが好きなのは、ちっぽけな人間のサイズに突然、自然の破格な大きさがゴロン、と投げ出される荒々しさにあるのかもしれない…

12月5日

晴れ。暖かい陽射し、冷たい風。 朝遅めに起きて掃除機をかけて、便所やお風呂の掃除。四人でラーメンをお昼に出かける。そのまま公園に行ってしこたま走って、かんたと遊ぶ。ひつじはすれ違いで残念!帰ってから昨日、試焙煎したニューギニア・ブヌン・ウー…

12月4日

朝起きるとハラハラと雪が舞っていて、そのまま勢いを強めたり弱めたり夕方まで、本格的なはじめての雪の日。西の山はみんな地が白くなっていた。東の南アルプスは低い雲と雪だか靄だかでまるで見えない。さぶい。 朝八時、コーヒー豆発送を知らせてくれるメ…

12月1日

晴れ。風は冷たいけど、陽射しは暖かい。風越山は馬ノ背あたりの木々は葉が落ちている。絨毯みたいだった山肌も徐々に毛が抜け落たいになって、だんだんと寒々しくなってくる。 喫茶日。前の公園の落葉樹もあらかた裸になってしまった。午後になると、サービ…

11月29日

曇り。北西から南東へと縦に黒い筋がいく筋か走っている。だいぶ冬らしい寒さになった。 昨日の晩、カツノのライブに行った途中から創造の衝動が湧いてきて何かやりたくて仕方なくなって、帰ってきてから特に何もしないままツインピークスの第二章を一話みて…

11月27日

曇り、昼頃雪が舞う。初雪!山にはずっと重たい雲がのしかかっている。昼間でも空気がいっそう冷え込んできた。毛布を巻いて歩く女子高生。あさ、寛大が「さむいか、らー、なかぃ、くのー!」と庭で叫んでいた。 寒さが一段と寒くなって焙煎の火力もまた少し…

11月26日

曇り。空一面を覆う一枚の雲のしたに波立つ海面みたいな雲がわしゃわしゃしていて、だんだんと寒くなってきて、でもまだこの寒い家に暖房を一つもいれていないことに驚き。 伊藤さんから電話をもらって、街なかの空き店舗の活用の一つとして、開業の仕方に一…

11月25日

曇り。正午にみた空の雲はまだ薄く白く形が千切れたりくっついたりもさもさしていて雨までは時間がかかりそう。でも風越山のてっぺんを覆ってしまった白い濃い雲をみると雪になってもいいくらいに見える。夕方、ポツポツと雨が降ってきた。寛大は落とされる…

11月24日

晴れ。暖かい陽気。 昨日は落ち込んで泣き喚き(泣くというか涙が出てきてしょうがなくなってくる)、次第に「うわぁ、おれまんま寛大(二歳の甥っ子)のイヤイヤだ」と思う。言ってることも自分が思っていることというより、思わされていることに近い。25歳にな…

11月16日

晴れ。暖かい 12日、夜コーヒーラボ。急須でコーヒーを淹れる。普段家でコーヒーを飲まない人の話を聞くと、そのなかの多くの人が「道具がない」ことや淹れ方がわからない。僕らはよく家でお茶を淹れる。でも正しい淹れ方を知ってる?と言われるとよくわかん…

11月7日

晴れ。 『第七の封印』『オブリビオン』『オールユーニードイズキル』『東京物語』『ゴーンガール』『グーグーだって猫である』 『人間喜劇』『古事記(池澤夏樹)』『記憶よ、語れ』『美濃』『スティール・ボール・ラン』『チャーちゃん』『遠い触覚』 ワタリ…

10月21日

晴れ。霞がかって陽射しが空ぜんたいにばらけるせいで、やんわりと眩しい。虚空蔵の頂上から風越山まで色鮮やかに紅葉しているその全体も薄ぼんやり白んでいる。山が紅葉すると、毎年いつもマティスの絵を思い出す。僕は、マティスを観てはじめて色彩を観る…

10月20日

晴れ。陽射しが暖かい。みんなと話をしながら、煙草に火をつけてプカプカふかしていて、少し自分を責める気持ちもあったけれ酒の席だったから、お酒を飲むと煙草を吸いたくなる。相性がいいのだから仕方ない。そう自分を誤魔化して2本目にも火をつけたのだが…

10月7日

晴れ。昼間の陽光は温かいけれど風は冷たく、もう裸足だと少し冷たい。昨日1時過ぎに眠り、6時に目が覚めてしまい、それからウトウトすると首の強張りが取れて、隈もない。ひどい時になると、こないだは起きた時に「あぁ、生きてるのが辛い」とはっきりと言…

10月5日

晴れ。早く起きて焙煎。エチオピア、タンザニア、ブラジル。原さんとこに行って、ツルツルのタイヤを交換してもらう。その足で豆を納めにいって、片桐さんと出くわす。カバーのかかった本を渡してくれて岡本太郎の「毒を持て」、そんなようなタイトルの本を…

10月4日

快晴。山川さんと待ち合わせて、篠山紀信を観に松本まで。しょっぱなから蒼井優がいて、うひゃーっとなる。が、常設の草間彌生にほとんど持っていかれてしまい、特に水玉や同形の線の反復が描かれる(この水玉も実際のところはもともと円があったのではなくっ…

10月1日

雨。夜になった小雨は真夜中にすごい勢いで暴風雨になっていた。翌朝、からりと晴れ上がる。バー明けに朝寝たら、再び10時半には目が覚めてしまった。た、体力がない…。月曜はバンドの練習で帰ったら3時だったし、火曜は迎え待ちで3時半だったし、最近寝るの…

9月29日

火曜日。昼間は青空が見えていた気がするけれど、驚いたことに昨日の昼間は空をみていなかった?暑く、夜になると急に冷える。火曜日。店の日、開店以来一番ひまな日。「開店以来一番ひまな日。」映画のタイトルのよう。岩本さんがCOEのコロンビア・ヴィジェ…

9月26日

怒涛のシルバーウィークを過ぎると、毎日出店と焙煎に走り、よく働いたな~と、ふと気付くと週五日の仕事は世間様の通常なことに気づいて、すこし唖然としかけて首を振る。そして、一億総活躍時代に戦慄を覚えて、肩が震えるのであった。ジョニー・トー『PTU…

9月7日

雨。ばたばた忙しい火曜営業となり、そんななかでも面白い話がてんこ盛りの一日。なかでもすごかったのはYさんとの再会であった。Yさんはとうとう観えるようになって、「言葉が降りてくるんだ」と言い、頭の斜めうしろ辺に円を描きながら「そういう映像が見…

9月3日

雨。天気のほうも夏だか秋だか迷ってるような降り方でバシャバシャ降ったりしとしと降ったり、ずっと降りっぱなし。ブラジル、ニューギニア、コロンビアの焙煎。ときどき、何がなんだかわからなくなるときがくる。そうすると、あれがない、これをするか、そ…

8月28日

雨。昼間、曇りのあいだここぞとばかりに蝉が鳴いている。そこに真夏ではなく、夏の終わりを予感するのは夜中の虫の音がしだいに勢いをましてきたのが思い出されるからかもしれない。左のかかとがまだ痛む。ペルーを1kg焙煎。気温がぐっと変わってからの焙煎…