5月11日

終日雨。少し肌寒い日。起きて、二人でカップラーメンを食う。(優子さんが)飲んだ翌日はだいたい、一緒にだらけることになる、そのまんま。

布団から出る前に、てつじんくんから入籍の報告。先週、延期した今週に、どんなことを想ったのだろう。おめでとう。

守一の絵が175万円で売ってるというマツザワの展示即売会に行くつもりだったのをよして、一人で平安堂へ行って群像を買ってミスドでドーナツとコーヒー。

と書いたところで、急に「ドーナツとコーヒー」を文字にしたことで妙に自分のやってることが村上春樹みたい、と思って、かっこつけてるわけじゃないのにかっこつけてるように思えて(そもそも30超えて一人でドーナツ…、はもっと村上春樹だ…)、その影響力の深さにちょっと驚く。思春期みたい。

原稿、進まず一枚。歩いているときにはぱっと思いついて面白いかも、と思うが言葉にできない。この日記も、打たずに書いたらこんなに書けないかもしれない。なら書くか?

仁村さんから、第二子が無事生まれたと電話をもらう。めでたい!

でも、うちはまだなので、子供が生まれた、と喜ぶことと別に、それを優子さんに報告することの後ろめたさを感じてもいる。


夕飯にキャベツのスープと、オムライスをつくって店に。右股関節と腰椎六番あたり?が腰痛。一時間くらいおきに、普通のうんこが出る。


「考えすぎだよ」に宮崎駿は「それは考えてないやつが言うことだ。俺と同じだけ考えてみろ!」と言ったのか言いたいと言ったのか。「考えるの、やめたら?」これができるのは考えてる人だけだ。やめる、という能動的な運動は、考え続けた者だけができることだ、それを「考えるの、やめたら?」と言う人は考え続けてないひとで、考え続けている人間は「考えるの、やめたら?」という言い方をするとは思えない。なにがそう考えさせたのか忘れた。