2/23 覚書の走り書き

二元論的思考には、常に警戒心を持っている。 再開発、新しい集落の/仕事のあり方、革命。たとえどんなお題目が唱えられようとも、そこに必ずつきまとう「食べれなければ、しかたがない」。どれほど、その変革が素晴らしく見えようとも、それで生活ができな…

2/15

曇り。午後、一瞬ひょうが降った。すると昨日の暖かさが嘘のように冷えた。 ライブに出たり(ひさこちゃんのハンバートハンバートは、「こんな風になるんだ!」という驚きで、あれは完全にひさこちゃんの歌だった。ギターは弾いてれば勝手にうまくなるし、と…

2/4

晴れ。2月を飛び越して3月みたいに暖かい日が続いている。 昨日焙煎した豆を袋詰めして、(手書きで全部袋に書いてることを気づかれてないことがあるなんて驚いた!僕の字も捨てたもんじゃないなぁ笑)試飲。昨日の焙煎で、今までのスランプを抜けた。1ハゼ前…

1/22

晴れ。 雪が全然降らない。 火曜日から日曜まで通しで喫茶営業。ほんとうは、営業という言葉を使いたくない。「君自身が持っている、「営業」という言葉のイメージを変えれば、別の良い面も見えてくると思うよ。」という声が聞こえてくるが、それでは僕には…

1/16

晴れ。全然、雪が降らない。暖かい。 先週の月曜に風邪をひいたらしく、なんやかんやで休めずに引きずっている感じがする。寝て起きても目が痛む。うまく風邪が抜けるようになるように、足湯に浸かる。 午前中は来週一週間の喫茶に備えて焙煎。頼まれたもの…

1/6

曇り。陽が差さないとやっぱり冬だと肩が少しすぼめるような寒さで、おかしいけど一安心。雪が全然降らない、駒ケ岳の上は白く積もっていた。 仕事始めはお客さんもパラパラと、落ち着いたスタート。新年のっけからすごい話を聞いた。100歳を超えたおばあさ…

1/4

晴れ。 ダラダラ起きて、明日のパンを買いに行こうとすると寛大もいくと言うので一緒に買い物に行く。帰って、買ってきたパンを皆でつまむ。パンを独り占めする寛大、「マリオ、やってぇ」「タッタッタッ(とにかくただ走り続けるだけ、という過酷な遊び。走…

1/3

晴れ。とても暖かい一日。セーター一枚で腕まくりをするほど。 正月らしい正月を、のんびりと過ごす間もなくはや3日になった。中学の時分からどうしてわかっていたことは、のんびりするためにはそれ相応の心算が必要なので、それがなくただダラダラ過ごして…

1/1

明けましておめでとうございます。 快晴。小春日和の連呼。夜になるとぐんと冷えだす。 29日の最後の営業は11時半を超える超過営業時間で帰ると1時半を回っていた。30日はバーの仕事納め。二時をまわり、予想に反して満席になり、帰ると5時になっていた。31…

12月26日、27日

晴れといえば晴れ、が時折ピューピューと雪が風に乗って舞う、北から西似かけての山間部は雪雲に覆われている。日が変わると綺麗な濃い青空に鰯雲が浮かんでいる。昼前から東に強い風が吹く。夕方をすぎて寒さが増してくる。夜、出かけようと車に乗るとバッ…

12月25日

晴れ。 昨夜はバーで寝るのが遅かったので起きると10時を回っていて、昼をまたいで焙煎。日が照っていると室温で焙煎が安定してやりやすい。ここのところ、イメージのなかで常に豆が焦げるギリギリの線を探って、必要最大限の火力(最小ではない)でゆっくりと…

12月22日

晴れ。冬至とは思えない暖かさ。「最近、日が長くなったねぇ」と、いっても冬至にそんな話を交わすおばさん達がいた話をきいたが、わからんでもないと思えるほど春のような陽気。 喫茶日。ガトーショコラは、乳化が完璧ではなかったのか少し舌触りに不満。来…

12月20日

晴れ。 寝ても寝ても眠い。背中が凝り固まっているので、ほぐして寝た。起きて掃除機をかけて、昨日包んだ餃子を焼き、昨日つくったスープを温めてラーメンを茹でて早めのお昼。そのまま二度寝しようと居間に行ったら、庭にいた寛大に見つかって、結局二時間…

12月17日

雨ときどき晴れ、ときおり雪。午前中、風が強い。寒気を運んで来たのだろつ、一気に冷えた。 夜バイトの翌日、昼前に起きて焙煎にいく。そのあと、木沢さん牧内さんとこーひーの仕事の話。僕は特に宣伝はうってないが、人づてに繋げてもらっていて、本当に周…

12月15日

雨のち曇り。少し肌寒いが、晩秋の暖かさのよう。秋と冬のグラデーションがまだ濃いと思うほど。 喫茶日。東京に戻る直前に、高山寺蔵の熊楠書簡を編纂した神田さんが西さんという方と店に寄ってくれた。本当の安心の話や、4000円のホテル朝食での面白い話を…

12月13日

曇り。雨が降り出しそうな曇り空か雨が止んだばかりの曇り空のような天気が一日、続いていた。 日記をつけるとき、どうして天気を書くのか、小学校の時にはなんの疑問もなくお日様マークに色を塗ったりしていたけど、今になってそれがわかってきた気がしてい…

12月12日

曇り、夜になって小雨が降り続いた。昨日と今日と、暖かい日。 午前中、図書館に本を返しに行き、庭に出て残雪『闇夜』をぱらぱら読みながら30分ばかり日向ぼっこが、気持ちいい。あとはずっと練習をしていた。「呼び声」のバイオリンのアレンジが昨日も昨日…

12月11日

雨。午前中は激しく、雷が轟くというくらい鳴って、風も強いその風が北東の南アルプスの上空に(言葉にすると矛盾するこの地理の正確さが好きなのは、ちっぽけな人間のサイズに突然、自然の破格な大きさがゴロン、と投げ出される荒々しさにあるのかもしれない…

12月5日

晴れ。暖かい陽射し、冷たい風。 朝遅めに起きて掃除機をかけて、便所やお風呂の掃除。四人でラーメンをお昼に出かける。そのまま公園に行ってしこたま走って、かんたと遊ぶ。ひつじはすれ違いで残念!帰ってから昨日、試焙煎したニューギニア・ブヌン・ウー…

12月4日

朝起きるとハラハラと雪が舞っていて、そのまま勢いを強めたり弱めたり夕方まで、本格的なはじめての雪の日。西の山はみんな地が白くなっていた。東の南アルプスは低い雲と雪だか靄だかでまるで見えない。さぶい。 朝八時、コーヒー豆発送を知らせてくれるメ…

12月1日

晴れ。風は冷たいけど、陽射しは暖かい。風越山は馬ノ背あたりの木々は葉が落ちている。絨毯みたいだった山肌も徐々に毛が抜け落たいになって、だんだんと寒々しくなってくる。 喫茶日。前の公園の落葉樹もあらかた裸になってしまった。午後になると、サービ…

11月29日

曇り。北西から南東へと縦に黒い筋がいく筋か走っている。だいぶ冬らしい寒さになった。 昨日の晩、カツノのライブに行った途中から創造の衝動が湧いてきて何かやりたくて仕方なくなって、帰ってきてから特に何もしないままツインピークスの第二章を一話みて…

11月27日

曇り、昼頃雪が舞う。初雪!山にはずっと重たい雲がのしかかっている。昼間でも空気がいっそう冷え込んできた。毛布を巻いて歩く女子高生。あさ、寛大が「さむいか、らー、なかぃ、くのー!」と庭で叫んでいた。 寒さが一段と寒くなって焙煎の火力もまた少し…

11月26日

曇り。空一面を覆う一枚の雲のしたに波立つ海面みたいな雲がわしゃわしゃしていて、だんだんと寒くなってきて、でもまだこの寒い家に暖房を一つもいれていないことに驚き。 伊藤さんから電話をもらって、街なかの空き店舗の活用の一つとして、開業の仕方に一…

11月25日

曇り。正午にみた空の雲はまだ薄く白く形が千切れたりくっついたりもさもさしていて雨までは時間がかかりそう。でも風越山のてっぺんを覆ってしまった白い濃い雲をみると雪になってもいいくらいに見える。夕方、ポツポツと雨が降ってきた。寛大は落とされる…

11月24日

晴れ。暖かい陽気。 昨日は落ち込んで泣き喚き(泣くというか涙が出てきてしょうがなくなってくる)、次第に「うわぁ、おれまんま寛大(二歳の甥っ子)のイヤイヤだ」と思う。言ってることも自分が思っていることというより、思わされていることに近い。25歳にな…

11月16日

晴れ。暖かい 12日、夜コーヒーラボ。急須でコーヒーを淹れる。普段家でコーヒーを飲まない人の話を聞くと、そのなかの多くの人が「道具がない」ことや淹れ方がわからない。僕らはよく家でお茶を淹れる。でも正しい淹れ方を知ってる?と言われるとよくわかん…

11月7日

晴れ。 『第七の封印』『オブリビオン』『オールユーニードイズキル』『東京物語』『ゴーンガール』『グーグーだって猫である』 『人間喜劇』『古事記(池澤夏樹)』『記憶よ、語れ』『美濃』『スティール・ボール・ラン』『チャーちゃん』『遠い触覚』 ワタリ…

10月21日

晴れ。霞がかって陽射しが空ぜんたいにばらけるせいで、やんわりと眩しい。虚空蔵の頂上から風越山まで色鮮やかに紅葉しているその全体も薄ぼんやり白んでいる。山が紅葉すると、毎年いつもマティスの絵を思い出す。僕は、マティスを観てはじめて色彩を観る…

10月20日

晴れ。陽射しが暖かい。みんなと話をしながら、煙草に火をつけてプカプカふかしていて、少し自分を責める気持ちもあったけれ酒の席だったから、お酒を飲むと煙草を吸いたくなる。相性がいいのだから仕方ない。そう自分を誤魔化して2本目にも火をつけたのだが…