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11月26日

曇り。空一面を覆う一枚の雲のしたに波立つ海面みたいな雲がわしゃわしゃしていて、だんだんと寒くなってきて、でもまだこの寒い家に暖房を一つもいれていないことに驚き。

伊藤さんから電話をもらって、街なかの空き店舗の活用の一つとして、開業の仕方に一つ新しいやり方をやってみることになり、そこで僕に声をかけてくれた。とてもありがたい。僕は起業家ではないし店を持つことは目的でもなくって、でっかいことをでもきちんと考えてることを言うなら、持つまでの過程を自分なりに考えること、そしてその過程が自分自身の社会や世界に対する疑問や姿勢に裏切らずにできるかどうかが大きな鍵になっていて、それは同時に世界に対する僕自身の常識や感覚を揺さぶるためにやっている。つまり、保坂和志がいうところのフィクションを志向しているので、僕は自分をアーティスト?と呼ぶことにした。だから、ビジネスとしては僕は仕事として焙煎をしている人間だけれど、ただで借りれる空き家を探そうとしたりふらふらとコーヒーを出店してみたり、啓榕社文庫や活元運動の会をいまの形でやることがちょっと理解てしもらいにくいのかもしれない。

これはみんな子供の遊びだからだ。でも僕は子供の遊びこそが原点だ、と思う。何かをやりたいと思いついたときにすぐ仕事になるか、つまり稼げるか考えるその思考からまず解放されること。稼ぎ方は多分、その後でいい。とにかくやりたいことを今どうしたらできるかを考える。たとえばコーヒーを出したいと思うのなら、休日になったらとにかく公園でもどこでもコンロと豆とポットとカップ持って行って、コーヒーを淹れればいい。香りにつられて、誰かが飲んでくれるかもしれない。それを続けたらどうなるか。店を始める前からお客さんをつかまえたようなものじゃないか。しかも宣伝のストーリーとしてもちょっと他にないし、なにより楽しい。

そんな方法だってあるんだろう。伊藤さんの話を聞いて、何人かそれを伝えたい人がいるのだけど僕じゃなくてもいいかと言うともちろん、と言ってもらえたのでちょっと話を振ってみよう。そして、自分の考えをもっと熟成させて言語にできるよう試みること。