4月27日

晴れ。朝、空気が白い。珍しく鼻の奥がむず痒く、歯磨きのあいだにくしゃみが三回、鼻だけでくしゃみをすると鼻水がびょん、びょん、ととび出てくる。


銀行に行き、桐林リサイクルセンターまで車を走らす。そこには、沢山の捨てられた本の本棚があり、持っていくことができると昨日聞いたので、啓榕社文庫開設のためにさっそく赴いたのである、が、月曜日は休館日で閉館していたのでただの天気の朝のドライブに変更されました。途中、バラ科の植物か、こんもりと脇から屋根へと絡みつき春の陽気に促されてみずみずしい若葉が森を形づくった白いトタンの小屋がポツンと野原にたっていて、思わず写真におさめる。

店の初動資金を援助してもらうため豆の契約販売、コーヒーの回数チケットとシーズンチケットを考えて、松浦くんに相談にのってもらう。山羊でカレーを食べながら。生豆、ガスコンロ、豆温度計、店頭販売用の袋、シーラー、電動ミル、しめておよそ10万円。これだけあれば、カフェ営業も含めて啓榕社の珈琲部門を始めることができる。焙煎小屋、ロースター、ショップカードなど(これも自作した)今までの分を合計しても25万程度になる。オープンに際して飲みに雑費を含めても30万で飲食の仕事が始められるのだ。

忘れないようにしたいのは、自分に必要な金額が、お金からはじまるのではなくて必要なものがわかっているから意味のある数字として現れてくる。他の人の金額がどうなるかはその人次第で、僕が出した金額が多いか少ないかが問題じゃあない。


とにもかくにも5日までになんとか集めなければ!その前に出店の準備をする。