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4月26日

快晴。うっすらと空気が白いように見えたのはきのせいか黄砂か。

午後から風が強い。


朝、豆を挽いてからイベント先に向かって、コーヒーカウンターを組み立てて準備をする。小屋から出た廃材を利用したため、総工費がなんと700円。ただ、組み立てにコースレッドと釘を使ってトンカントンカン、打ち付けなければいけないために完成に30分かかる。

パッと見は我ながら小粋なカウンターが出現したな、と喜ぶのだがすぐにこれではまだ駄目なのだ。というのも、うまくは言えないけれど機能がないからだ。

幅が1320あるのを、コンパクトに910におさめて折りたたみ式にできないか考えよう。コーヒー抽出の流れをイメージする。

大勢の人と知り合う。6月にカフェをオープンする北原さんということ話をして、新しい動きが少し見えてきた。他にもコーヒーのお供のことも。午後になり風が強く、湯もうまく沸かせなくなってしまい、てんやわんや。これは本格的に移動販売車の設計に取り掛からねばいけない。温かい陽射しのなかで掌をかざしてぼんやりと、決意を新たにする。

名前を聞きそびれた若いお客さんが、庭に春の草が生い茂るこんもりした小さな丘の上で、今日きたお客さんのなかでただ一人、そのてっぺんで地べたに座って人参のケーキとコーヒーを食していて、その姿や佇まいに少し感動する。僕も裸足でいけば良かった。


色々な人が自分の仕事を見つけて、きっと悩むことも多くあったのだろうが楽しそうに集まって、そこにまた新しい人が誘われるようにやってきて、誰かはそこから離れて、でも自分のやりたい事をやっている人達は眩しい。僕はそれを今まで見続けて、目を逸らしたくなり、自分は何をやっているのかと焦りがまたその場に飛び込ませようとして、でもまだ目を逸らしているが相手からは見えないように色眼鏡をかけるわけ。

いまは、焦りは勿論あるけれども、自分がいるべき場は既に出来上がったところを探すのではないことがはっきりと自覚している。だから、眩しいことはもう、ない。


この先はまるで見えていないけれども、労働ではないところで仕事をすることに身体は素直に喜びを感じている。


夜、疲れが出てぐっすり寝て起きたら身体中が筋肉痛だった。夢で保坂さんが出てきて、たくさんの人達と炬燵で酒を飲みみんなが冗談を言いあって、楽しそうにケラケラ笑い、保坂さんは横になって笑っていた。宴が終わり、土間に降りて散らかった靴を神経衰弱のように皆であぁでもないこうでもないとしているとき、僕の前にたつ彼はものすごく背が低いことにちょっと驚いた。