3月6日

快晴。

赤石の山の空近くは真っ白。といっても山脈の頂上、稜線が一番白くはなくて、少し下がったところに帯のように雪の白がまっすぐ引かれていた。


歯医者に行くと、いつも歯医者さんがそこまで虫歯が進行していないので麻酔するかどうかは僕に任せてくれるが、痛くなかったら勿体ないと思って麻酔なしで治療してもらうことになる。で、大抵痛い。我慢できないくらい激痛ってわけでもないけれど、痛い。

手を挙げて痛みを伝えようかと思うけれど、これで麻酔をかけて再開した途端に治療が済んだらそれはそれで阿呆らしい。でも、まだ結構かかるんなら痛みに耐えるのもつらいぃ、と迷っているうちに治療は終わる。この痛みがいつ来てどれだけ続くのか、というのがつらい。

そして、治療中には必ず頭の中で北野武にドリルで口の中をほじくりまくられる石橋蓮司を思い出して、ものすごく同情するのだった。