6月8日

曇り、梅雨になって湿気に包まれてる。雨は降らず。


ここ数日、頭がぼんやりしている。カルペンティエール『失われた足跡』を読み出すも数ページで飽きてしまって、かわりに『バロック協奏曲』を読む。映画を観ているような錯覚を覚える。『火の雨』と同じに、カラッとした描写は短編に由来するものか。文章が軽いというか、描かれるものがみなモノとしてそこにあって人も同様で、書き手の心象が張り付く前にさっさと提示されるような、その書き手と書かれるものの距離感が心地いい。

小説、書き直す。