5月28日

曇り、時々雨。

無性にラーメンが食べたくなって、歩いて新京亭に向かうと準備中になっていて、まじかーっ!と凹んでその足でアートハウスに行き、プチサンドのセットをもらう。飯田蛇笏と山盧、山芍薬を通じた交流の話を聞く。

俳句の言葉の選び方は、その文字数の制限もあって一文字の差が大きく変わるのだろう。これが小説の場合ではどうなんだろう。厳密さにも、程度ではなく現れ方があるはずだ。ボンヤリとではあるけど、小説に求められる厳密さは語尾や接続詞や単語の選択ではないというのはあって、むしろ視線とか立ち位置に求められるのではないか。それは俳句でも同じことか。


昨日、松浦くんと話していてどうにも僕が引っかかっていたことが、パラパラめくった保坂和志『小説、世界を奏でる音楽』の中で髙橋悠治の本の引用の箇所があってそれを読んでいるうちに氷解していって、これを読んでくれればいい、とおもって写真をとったのだが、血京送らなかった。なんとなれば、僕自身がまだそこを血肉化していない。

そわそわして字が読めない。


空手に行って、パスタを茹でて、優子しんが寝てしまい、さてとばかりに、原稿を開くが進まない。本を読む。頭に入らないので、字だけ追った。