5月13日

快晴。半袖で汗かかないくらい。
正午、風で庭の綿帽子がいっせいに舞い上がってってしまった。

腰痛が右背中の脇腹から左に移って、首は右側。頭の左後ろ側に軽い痛みが貼っついた。午後からセンゲキでバイト。「東京家族」の割り。
今は映写機がフィルムからディスクへとグーっと移行している時期らしい。皆もうすうすその話は聞いているらしく、僕も含め寂しがる人がたくさんいる。「あのカタカタがなくなるのはねぇ」「人間味っつうか暖かみがないのは」寂しくなるのは、でもあれ待てよ、あのカタカタ僕はいつ聞いたんだっけ?そもぞどこかで聞いたことがあったっけ?
映写室に足を踏み入れた人でもなければ、映写機の音を実際に聞いた人はあんまりいないだろう、スクリーンを見てもそれがフィルムかデジタルか判別することはできないし、今はでも、だからそんなの勝手なイメージだと思ってたけど、良し悪しやでは実際どちらがいいかの問題ではなくて、そういう無機的なものへも郷愁や愛着を見出す心持ちに目を向けたほうがいい、と思いはじめた。
それから、扉のストッパーを外す。ストッパーの部分はボールにかます形で止まるようになってた。松浦くんのおかげで、モノの次元で色々知ることができている。

帰って、まとめて冷凍してしまった春巻をはがして揚げて食べて仕事へ行く。ゴマ鯖をだだくさもらった。