6.20.2018

カフェ狐での営業日。

ゼーバルトアウステルリッツ』を読んでいる。
形を変えながら繰り返されるモチーフ。わずかに寝不足の頭で朝日が柔らかく均質に広がりはじめたばかりの朝靄のなかに佇んでいるような、ハンマースホイが入り組んだ館を描いた絵のなかに迷い込んだような感覚。
ゼーバルトの他作品より入り込みやすいし、ずっと読んでいたい。