11月24日

晴れ。暖かい陽気。

昨日は落ち込んで泣き喚き(泣くというか涙が出てきてしょうがなくなってくる)、次第に「うわぁ、おれまんま寛大(二歳の甥っ子)のイヤイヤだ」と思う。言ってることも自分が思っていることというより、思わされていることに近い。25歳になる頃までは、社会や政治のことを考えて語るようた大人になど絶対になりたくない。と思っていたのに、この体たらく。

社会のことを考えることは社会人として当然のことで、むしろ良いことだなんて嘘だ。カウンターに座って社会環境や政治情勢を語り合ったり批判したりすることは、そしてそれを聞かされるのが僕にとって精神衛生上いいことなんてなんにもなかった。だって、大抵社会とはいつの時代も良かったためしなんてないのだから。社会のことを考えて、明るくなる人がいたら、その人にこそ会いたい。

落ち込むとき、その要因は大抵社会的不安からきていることに薄々気づいてたけれど、もうほんとやめよう。もっと自分が好きなこと、内からやるべきだと思えること、やりたいことを社会の枠の中で形にしようとせずに、なるべく自分の形で取り出せる訓練をすること。世界を変革するのは政治じゃない、自分なのだ。変革する世界とは社会のことじゃない、自分の肉体なのだ。哲学や小説や絵画、映画や音楽やセックス、友達との駄弁り、笑い。

新聞やTVのニュースを読む暇があるなら、小説を読めよ。投票に行けば誰かが変わってくれるなんてのは幻想で、いまの社会に疑問があるなら、そこに乗っかってる自分の在り方を疑うことからはじめてみる。それがなくて、社会は変わったりなんてしない。ていうか考えなくったって、僕らはそのなかで生きていかなきゃならんわけでどこかで必ず刺激を受けているのだ。

移動販売の車は維持費もかかるし、そもそも車を購入できるほどまとまったお金もないのでどうしたもんか悩んで落ちて、浮かび上がったらちょっとアイデアが浮かんできた。これをまずは絵で固めてみて、荒川くんに相談中してみようかな。

ツインピークス』をみた直後に寝ているせいか、なんとも居心地の悪い夢をみては目が覚める。久々に見返して、ローマ・パーマーのお母さんが「インランド・エンパイア』の引っ越しの挨拶にきた不吉なおばさんだったことにはじめて気付いた。あのおばさんが、すごいおっかなくて好きなのだ。

『MI:Ⅱ』『MI:Ⅲ』ホウ・シャオシェンの『恋々風塵』を見つけて借りてくる。『黒衣の刺客』観たいなも。

暇な火曜日だ。