9月3日

雨。天気のほうも夏だか秋だか迷ってるような降り方でバシャバシャ降ったりしとしと降ったり、ずっと降りっぱなし。

ブラジル、ニューギニア、コロンビアの焙煎。ときどき、何がなんだかわからなくなるときがくる。そうすると、あれがない、これをするか、そもそもあっちが…なるのであれこれ手を出したりしてしっちゃかめったゃなになる。ので、忘れることにした。忘れないけど、おいとくことにする。閃きは、だいたい外からやってくるのだ。

昨日焙煎したコロンビアを試飲する。もう少し焙煎を深くしてみてもいいかもしれない。最近、ブレンドに活路を見出したくなっている自分がいた。ウイスキーのブレンデッドのイメージが強く、僕自身が欲しい味とのギャップで抵抗があったのだけど、もしかしてコーヒーのブレンドとウイスキーのそれとは決定的に味の造り方が違うのでは?と、あのコーヒーを飲んだ時の直観を、自分で奥に押しやってなかったことにしようとしていることを告白します。

もう少しやる気が出るまで待つことにする。


さいきんは、久しぶりの映画期なのであった。「インランド・エンパイア」、「グーグーだって猫である」.「マルタイの女」、「ダークナイト・ライジング」。を返却しにいくと「バードマン」が貸出されていて、何はともあれ借りて観る。なんとも、僕好みの映画で興奮して二度観してしまう。深尾くんからセッションを観るように、とお達しをもらっているのだけれど、バードマンの最初の数分のドラムソロでやられてしまった僕は、まだ観てないセッションへのハードルが一気に上がってしまった気がする。

一見、長回し風のカメラワークであるけれども、カットを繋いでいることは明瞭であって、要するに、長回し「風」であること。演劇を扱うなかで、これほど「映画」であること/あろうとすることを観れて、すごく「映画を観た」気分を味わえた。一日経って、もう観たい。