読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

6月4日

快晴。


4時半に寝て、9時に起きる。目覚ましをかけない生活だが日の光が眩しいと目が覚める。しんかいさんから連絡。昼前に狐に行くことにする。

起きて結婚式のプレゼント用にドリップパックを作って、蒸着の袋をアイロンで閉じていく。

キツネに行くとちょうど連絡できいていた佐々木さんと出会い、驚くような話をもらう。星の王子さまを読んで落ち着きを取り戻し、アヲハトにアイスコーヒーの試飲。最終的にもう一度試してもらうことにする。

美味しいコーヒーとはなんだろう、とずっと考えている。僕はサンプルロースターでの焙煎である。そこには、先日オオヤさんに指摘されたように火力の壁が立ちはだかっているのがわかる。パン工場で働いていた時に固定オーブンから熱風式のラックオーブンに変えたときの、パンへの均一できれいな熱の入りかたとその時間の短縮は驚くべきものであった。浅煎りのコーヒーの焙煎にはサンプルロースターは向かない。少なくとも、今の僕のロースターでは。

では、今の酸味を最大限活かした(と言われる)コーヒーは「美味しい」コーヒーなのだろうか。そして、もう一つは「ハッピー」であることが、経済的な面でのものにしか聞こえないことも僕のなかでは大きい。

美味しいコーヒーにたどり着くためなら、基礎を打ちたて気密性の高い室を手に入れ、ガスも電気もふんだんに使い……というのは恣意的だけれども、そんな一心不乱の求道の先に美味しいコーヒーがあったとして、それでいいのだろうか。いや、いいか悪いかではなくて僕は多分、したくない。そういうことだ。

自然に優しく、なんて甘いことじゃない。僕には、本当はコーヒーが目的ではなのかもしれない。このことを考えると、いつも支離滅裂になってうまくまとまらない。もうしばらく、言葉を探すことにする。


いま僕がやっていることは、お金は考えないですむ役割を持っている、ということを認識して「考える」ことをしてみよう、ということだ。コーヒーも同様で、僕のコーヒーがうまいとする、てことではなくて美味しいコーヒーって何だろうと考えるきっかけになってほしい、というのが一番だ。僕は僕で美味しいコーヒーを追求して焙煎をするだけだが。