5月9日、10日

晴れ。


カフェの豆販売スペースのレイアウトをしに行くと、キッシュを買いにきていた由美さんとばったり出会い、そのついでに豆を買ってくれた。ありがたや。本をメニューにする案は啓榕社の本の活動とも重なるし、なかなかいい感じに。在庫を預けていく。飯田のお土産にとかおタンのお友達も東京に買っていってくれた、これは金曜の話だ。田島さんにも久々に会えたが、なかなか大変そうだ。

エチオピアが少なくなっていたので今日は1kgだけ焙煎。

夜、オムニバス。今回は自分の音が結構返ってきて、とてもやりやすい。3曲のうち、1曲終わって2曲めから緊張しだしておかしい。キッチンの最後も、音を外さず気持ちよかった。その後、反省会と称して飲み。カツノの歌のコードは、僕は楽理のことは無知も無知であるが、教科書的な進行が引っかからないのはいい事でも悪い事でもないだろうし、自分が間違ってると考えてそこに引っ張られてしまったら、別に自分で曲を作ることもないだろう。僕は基礎や技術をかなり重要視するタイプだと自分でも思うけれど、そこに収まらないものがなければそれはただの工芸に過ぎないのではないか。

しこたま食べた後、帰ってアイスを食べて、寝る。


起きて昨日のエチオピアを試飲する。そのまま、店頭販売をお願いする際のポップを作る。

午後から林っさん宅に行き、額縁を探す旅に赴き、おかしな歌を三人で歌いながらリサイクルショップをまわる。

「ジム・マッキュイは  人恋しくて

     罪のない子どもを   さらって食べた」

偶然通り過ごしてUターンに選んだ旬菜館で北一のシュークリームが久々に売られているところに遭遇してコージーが3つ、僕も2つ、買い求める。サクッとして大ぶりなしっかりした生地に、その場でカスタードクリームを絞り入れてくれるここのシュークリームが大好きで、嬉しい。トイレにいったら、知らないおじさんに「すみませんすみません、今日はすごい人ですねぇ。これから太鼓をやるらしいですよ」と教わる。

先にでてくると、後ろから扉が開く音がして「すみません、すみません」と室のなかから声が響いてくるので振り返ると、どうも知らないおじさんは何故か女性用にも入っていったようだった。


夜、再び林っさん宅にお邪魔して作品に値をつける。クレパスで絵を描くと、自分のあまりの才能の無さに悔しくなる。みんな売れたらなんていいだろう、この悔しさは喜びとセットなんである。カフェで買う人は恐らく、もしかしてら一人もいない。それくらいの値はつけた。でも、売れるんじゃないかな。


ここ1週間以上カフェとコーヒーで頭がいっぱいで、頭が刺激を欲しがるので久々に本を手にとって読む。なにか、知らない頭を使う文章をよみたくてしょうがない。「寓話」と「反哲学史」を並行して読む。