3月4日

晴れ。

春先の暖かさ。前日の夜、ダダダっと細かい揺れの地震。震度3


子どもの頃の遊び方を思い出してみる。いま、大人になった人らが数人集まると何かをやろう、という話になったらすぐ、いくらかかる、資金をいかに確保するかというお勘定の話か、社会的な活動として云々か、そのどちらかその両方の話ばかりになる。

子どもの頃はそうじゃなかった。それで楽しかった。どうして大人になったら、それを忘れてしまうのだろう。いかにタダで楽しむか、どう面白くするかなんか考えないで町の活性化とか、収益うんぬんとか遊びにそんなお題目は必要ないだろう。そんなところに人々が楽しむことの、遊びの本質はない。そんなの子どもだって知っている、いや、子どもだけは知っている。


昼間仕事しながら思いついた。次の休み、晴れたらリンゴ並木までいって外でコーヒーをいれて日向ぼっこしながらコーヒーを飲もう。通行人が誰か飲んでってくれるかもしれない。こんにちは、いい匂いですね、いいなぁ。あ、良かったらどうですか?これ僕が焼いたやつなんすよ。

美味い、美味いなぁ。風が気持ちいい。日光に当たるってなんと気持ちいいものなんだろう。その人が鞄にパンなんか買ってきてたりしてておっそわけしてくれるかもしれない。そうしたら、もうそこで完璧なティータイムが出来上がりじゃないか。ただコーヒーを飲むだけだから、特に禁止事項に抵触もしまい。外で淹れるコーヒー、想像するだけで贅沢だ。こういうことが起こる場が本来の豊かな公共の場なんじゃないか。

何気に販促にもなる。素晴らしい。何より、その情景が素敵じゃないか。