8月4日

曇り。雨が降るぞ降るぞという表情なのにそのまま停滞したままの雲。


最近少しずつまた本に手が伸びてきて、自分に安心する。図書館の最新刊棚にいくと読みたいものがポツポツ手に取れて感激。

青木淳悟や映画の奈落も入ってる。

ヤンソン『旅のスケッチ』、トマス・ベルンハルト『わたしのもらった文学賞』、『セザンヌの画』を建築関係本と一緒に借りて帰る。それは木曜日、一週間の中で唯一長すぎる開館日、が齎……してくれるこの喜び。感謝します早く木曜日来ないかね。しかしベルンハルトが面白すぎる。何気ない文章の随所に散りばめられた激辛の皮肉とあったかい愛情が文字通りこぼれて手ですくう動作をするほど。

作業は進まない。天婦羅をあげて食べる。


YouTubeにアップされたジェリーゴンザレスの吹くsomeday my prince will comeの「prince」が「prints」になっていて、そうか王子に出会った後に彼女はアイコンとして庶民が着るピンク地のTシャツになったりすることなんだなーと想像する。


日に日に、一日中右手をあげたまま30年も生活を続けるヨガ行者に近づきつつある。