3月19日

晴れ。


小屋を建てるのに、ツリーハウスの本を読んだりして頭の中のイメージを具体的な道具や物にまで落とし込んで価格を調べたりして午前中が過ぎる。

風邪で寝ている優子さんに昼飯を作って、面接に行く。モノを自分の手で作ることと、残業がないことが僕にはいい。


瞑想とは何も考えないことじゃなく、雑念を払いしこたま考え考えることだという。そして、それを超えて動くことが肝要である、と。そこでの体験が釈迦が唱えた悟りである。

このとき、考える、ということが頭の中でのみ為されないで空手をする時に身体がどう動くかが考えるということだ。小説なら考えたことをただ紙に書き写すならそれは小説を「考えた」ことにならなくて、書くことで別の地点にいくことが小説を書いて考える、ことだ。ということが考えることなら、そこを超えて動くってことはどういうことだろう。


饂飩を茹でる。饂飩。古の言葉のような漢字と響き。

夜、走る。