9月26日

晴れ、その下に激しい雲。風強い。朝方、生温く、午後、冷たい風が吹く。


組合の総会。梶間くんに送迎をたまわる。面目ない!そのあと、一緒に狐に行く。狐の本棚にあった『思想としての3・11』を借りる。冒頭は佐々木中の講演。


佐々木中保坂和志岡潔ニーチェ、木村秋則、森敦、中井久夫、まだ見ぬ坂口安吾

理想を語ることを恐れちゃいけない、格好悪いと思ってしまうことへの抵抗、根拠立てにやっきになってそれがその実、そこから離れていってしまうことを自覚しながら足が向かないことへの抵抗。理想を語らなゃいかん。

最近とみに理想を語らにゃいかん、と思うようになったのは先にそう言った人達が言った、書いたことを聞いて、読んだからで、自分の頭から発生したわけでもないことにかなり悔しい、自分が阿保みたいに思える。でも次の瞬間、いやそれでいいんだ、僕は一人では歩き出せない。彼らに放り出されたんだ、次の一歩が自分の力でどこに向かってるかは今わかるわけないけど。すぐ振り向いて、元の場所に戻りそう…。こう書いて、少しでも自分を奮起させる。