7月18日

木曜日。確か雨が降ったのではなかったかなと思うけど、二日経った土曜には全然覚えていない。空の雲の塩梅だけは、夕方の黄金色ぐあいと共にぼんやりとうかんでくる。

烏がくるっと空中で反転し、バサバサッと翼をはためいて風に逆らって、それからすぐに風に乗ってシルクホテルの屋上のフェンスにとまるその一連の動きの最初から、風をみて、最後のとまる動きがすでに烏自身に見えているように、見えてというかすできそこに存在しているように動く様子に目を奪われていた、これは木曜日だったのか?だったら雨は夜降ったのか知らん。


そうだ、昼間は暑い中店の準備に行ったんだった。向かった喫茶店が閉まっていたから、そのまま店に行ったんだった。

夕飯は何だったっけ?