5月6日

晴れ、風強い。でも温かい風になってる。


図書館で借りた本。

本谷由紀子『嵐のピクニック』、小田雅久仁『本にだって雄と雌があります』のどちらも挫折してしまい、『クロコディル』が最後まで。発想を楽しく読む。

『地図集』。まだ都市篇まで、だけど欲しい。


花桃祭りに行く。あんな人出があったなんて。交通整理される意味がわかった。佐々木さんいわく、福沢諭吉の弟がイギリスだかから持ち込んだらしい、と。今になって、来年の祭りの商売のために調べた、と言っていた。そういうバランス感覚が、いいなぁと思う。モバイルハウスはモバイル屋台にするつもり、と僕が一昨日思いついたことを始めるらしい。

僕も形にしたい。せにゃ。



井上さんが「人間がいないほうが地球にはいい」と言い、これはほかの人もよく言って、言い返せない。

言い返せないから何かおかしい、と考えて、なんだわかった。

家の庭の遍歴を想う。山が荒れた、と言ってもほっとけば山は死なない。荒れてようが死んだことにはならない。人が手を入れようがいれまいが、どこかに落ち着いていくだろう。

つまり、「人がいない方が自然は守られる」という思考は結局人間中心の身勝手な考えに過ぎない。

自然はそんな弱くない、弱いとか強いとかではきっとなくて、というかそんなことは関係ない。人間の行為も、運動の一つに組み込まれていくだろう。


小説は、運動を描くものだ、と思いはじめてる。